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私の戦争に対する考え方 日本人の真価が問われる

はじめに

 これから書くことは,全て一般的な大学生である私の意見である.政治的発言はブログではすべきでないと思っていたが,最近のニュースに対して憤りを感じているので,このブログに私の考えを記すことにした.政治的な考え方の違いはしばしば衝突を生むので,本当は書きたくないが,日頃のニュースを見て焦りと緊張が絶えないので,自分の考えを整理することも含めて書くことにした.
 あくまで私の個人的な考えである.また,私の知識では及ばない考えもあるので事前に断っておく.そして,この度のロシア・ウクライナの紛争で犠牲になった方々のご冥福を祈ると共に,早くの停戦・解決を願ってやまない.

ロシアの軍事侵攻と核兵器

 一部を除いて全世界がロシアのウクライナに対する軍事侵攻を批難している.ロシア政府の決断は信じられないものである.ウクライナへの侵略を武力で成功させようという,非人道的な方法.本当に許し難い.これが認められれば,武力での侵略が可能であるという前例ができてしまい,身近でいうと,中国の台湾・尖閣諸島問題も武力で解決する方法をとる可能性がある.日本も決して他人事では無いのだ.中国はロシアとウクライナ問題を,自国と置き換えて凝視しているらしい.

 また,核兵器について,プーチン現ロシア大統領が核兵器の使用を仄めかす発言をしたり,核兵器を扱う部隊を臨戦体制にしたりとかなり緊張が高まっている.ロシア軍は,ウクライナ原子力発電所を制圧したというニュースも耳に入り,いよいよやばいと思っている.ロシアはチェルノブイリ原子力発電所の事故を忘れたのか? 本当に話にならないと思っている.原発事故は今後永遠にその地に住むことができなくなる危険性も大いに孕んでいることをロシアは知っているはずだ.核兵器で物事を解決するようになったらそれこそ本当に世界の終わりだと私は思っている.

日本の軍事力

 私の周りでは,「日本も軍事力を上げるべきだ」「日本も核を持つべきでは?」という声を聞くことがあるが,私は全くそうは思わない.軍事に対しては軍事で解決する他ないだろうが,それはあくまで軍事に対しての話である.中国や北など,「状況によっては」脅威とも言える国々が近くに存在するが,軍事レベルに発展する原因は全て「外交」である.日本はまず軍事の前に「外交力」を上げる必要があると思う.非核三原則を破るなどは持ってのほか.まずは各国と良い関係でいることが必要であり,そのために労力を割く必要があると思う.今回のウクライナとロシアの紛争も結局は交渉が鍵である.力で解決しようという考えが根底にある限り真の意味での平和は訪れない.

日本人の真価が問われる

 今日,ニュースで私が危惧してたことが起こっていることを知った.それは”ロシア人”に対する誹謗中傷である.ロシアは長に逆らうものは監禁されるらしい.つまり,長の周りにはYesマンしかいない.国民が反発しても長には届かないのが現実である.しかし,今の日本では主にSNSでロシア人に対しての誹謗中傷が目立っている模様.怒りを通り越して呆れている.

Twitterより
・ロシア人の顔見たくない
・ロシア人しね など

 その安直な考え,今すぐに正した方がいい.話にならない.日本人は優しいねとよく海外の方は言われているが,それはほんの一部ではないかと最近考えるようになっている.匿名をいいことに,好き勝手言っている.誰がどのように影響されるかも知らずに情報を発信している人々は多くいる.あなたが発信した情報で誰かがとても傷ついたらそれに対してあなたは責任を取れるのか?誹謗中傷で人生を狂わされる人だってたくさんいるはずだ.それに対してあなたは責任を取ることができるのか?そこまで考えが及ばずに情報を発信すべきではない.

 大体,”しね”という言葉をよくも簡単に言えるなと思う.私はその言葉を聞くと心が痛い.別にいい人ぶっているわけではない.本当に心が痛い.その人の人生を否定しているわけだ.どのような思考の過程でその結論に至ったかも知らずに全否定する.そのやり方に対して私は激憤している.
 今,ウクライナだけでなくロシアも大変である.情報制御されて何が正しいかわからないロシア国内にいる方々.経済制裁などで更なる苦が待ち構えているかもしれない.何を信じたら良いか.ロシア政府からもらえる情報はロシア軍が有利であるという情報のみ.信じたくないが信じるしかない方々も多いだろう.間違いだとわかっていて反発したら拘束される.自分の意見を堂々と言えないことがどれほど辛いか,私に推し量ることはできない.ただ,負けないでほしい.国の方針が間違いだと思いそれを正せるのは,その国の人だけだ.ちなみに『しんがり』という映画でも同じことが起こっている.それがどれだけの苦労か私にはわからない.そんな簡単に言わないでくれと思われる方がいらっしゃったら,それは私の認知不足である.申し訳ない.

 日本には他人に非常に興味を持つ人が多い.だから,まずは否定から入らずに何が起こっているのか事実のみを知ろう.そして何ができるかを考え,実行に移せばきっと困っている誰かのためになるのではないだろうか.