ようこそ.私のブログへ.私”MIZO”の毎日の日記を見ることができます. MENU

発達障害

今日の講義『教育心理学』で発達障害について習ったのでそに対する見解と自分自身のことについて少し書きたい.
また,ここでは一般的に用いられている”障害”という書き方で書きたいと思う.

発達障害と私の関わり

発達障害の定義は以下である.
発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。[1]

私は,高校まで発達障害は勝手に先天的な発達の遅れによって日常生活が困難である人たちのことを指すと思い込んでいたが,とあることをきっかけにその考えを捨て去ることになった.

とあることとは?

私の悩み

私は高校時代から今にかけてに悩んでいることがある.
・成績の偏りが激しい.
・脳内で図形を簡単に思い浮かべることができない.
・漫画を読むことがかなり苦手である.
・ちょっとしたミス,忘れ物がひどい.
・直感的にさまざまなことができない.(理論に基づくこと以外基本納得しない.)
・空間を平面に描くことが苦手.
・こだわりだすと止まらない.(部屋を片付けるとか,パソコンとか,解の導き方とか.)
最近で言うなら順列組み合わせなど,頭の中でくるくる計算できない.
また,家族や親しい友人などからは,
・高校生とは思えない大人に対するまさに大人のような対応.(あり得ないほどの社会性がある)
・たまに空気が読めないことがある.
・中学の美術の時間に絵が下手すぎて美術担当ではない担任の先生からふざけていると勘違いされる.

である.

母の勧めで病院に

私はこれらの悩みを打ち明けるととある心療内科を母から紹介されて受診することにした.そこで一応 心理検査(発達特性検査)を受験することになり,さまざまなテストをおこなった.
この心理検査(発達特性検査)の中でもさまざまな種類の検査があり,私が受験したのは以下である.
[2]
知能検査(WAIS-Ⅲ) (検査時間:2時間程度)
成人用の知能検査で、言語や記憶力などの様々な能力を評定します。各能力の偏りや検査への取り組み、他の検査との組み合わせにより認知特性を評価します。

ここで出る大まかな結果は,『言語性IQ』と『動作性IQ』である.
『言語性IQ』[3]
・(知識):文化によって獲得した一般の知識の程度.
・(理解):抽象的な社会慣習,規則.経験を扱う能力.
など他5点
『動作性IQ』[3]
・(絵画):完成視覚的細部を素早く感知する能力.
・(符号):視覚的-運動協応,運動と心のスピード.
・(積木模様):空間認知,視覚的抽象処理,問題解決力.
など他3点

結果

ここまででなんとなく私の悩みと得意不得意が検査で明確化されたことが分かるだろう.久しぶり当時もらった診断書を手元で開き結果を見た.と同時に私の主治医が言っていたことを思い出した.

『言語性は秀でた能力をお持ちでありますが,動作性と言った類では一般より大きく劣っています.』

と言われた記憶が鮮明にある.また,診断書には受験中の態度も事細かに記されており,(一部抜粋)
・途中,指で机をコンコンと叩くことがあり,何かしらの刺激が必要な様子.
・頭の中で複雑な処理が苦手な様子.
・語彙力や社会的ルールについての理解度が高い.説明も遠回しな表現が少ない印象.
など...

また,結果の判断基準として,次のようなものがある.
[4]
言語性IQと動作性IQの差はありふれている。10点以上の差はなんと37%もいると言われている。20点以上の差も7%いる。25点も離れていれば、器質的なものも推定される

私は,正確な数字は言わないが,25点をはるかに上回る離れ方をしていた.

発達障害・・・?

括りで言うならば,自閉症スペクトラム障害のこと.しかし,学校生活も何不自由なく送っており,頼もしい友人もたくさん持ち,非常に楽しく,幸せな学校生活を送っている.しかし,発達障害で本当に困っている人ももちろんいると思うし,そのような方々にはもちろん住み良い環境を構築すべきであり,我々も他人事とは思わず積極的に社会整備に参画していく必要があると思う.だが,発達障害にはさまざまなレベルがあり,そのレベルの多様性も理解する必要があると身をもって感じた.
私は苦手とする分野である図形処理や頭の中で考えることなどは,それは先天的でどうしようもないので,例えば
実際に紙でかいて可視化して,理論的に考えることで補っている.人はそれぞれ,一長一短であるので,自らが苦手とするところは他の方法でそれを補えば問題ないと私は考えている.私自身は,そのできるところとできないところの差が激しいというだけであると言う認識である.

以上が,今日の教育心理学発達障害について習った際にふと思ったことと,発達障害についての私自身の体験と現状である.
これはあくまで自身の体験とそれに基づいた意見であるので,あくまで一個人の意見として捉えてほしい.


それでは明日がテストなので,テスト勉強に戻る.